証券金融会社は、証券取引所の正会員になっている証券会社に取引の決済に必要な資金、株式を貸し付けたり、公社債の引受・売買の際、必要な短期保有貸付を行ったり、個人・法人投資家に有価証券を担保として貸付けるなどの業務を行っています。日本証券金融株式会社が知られており、証券会社との貸借取引による差し引き融資残高を日証金残高と呼び、機関投資家、投資信託を購入している投資家、株保有者などが動向をチェックしています。証券金融会社は、金融商品取引法で定める免許制で、一定の要件があり、資本金1億円以上の株式会社になります。他に中部証券金融会社(中証金)、大阪証券金融会社(大証金)がありますが、日本証券金融株式会社が規模は大きいです。主な業務は証券会社との貸借取引、証券会社に対する一般信用ファイナンス、債券取引仲介業務、証券会社に株券等を貸付ける一般貸株、公社債貸付、証券会社へ運転資金の一般貸付、個人・法人向けに有価証券を担保とするローンなどです。日証金残高には、投資信託購入資金等のための個人・法人投資家への直接的な融資や貸株は含まれません。尚、証券業界の個人投資家保護を目的として、日証金が100%出資して設立された、日証金信託銀行があります。有価証券の信託、顧客分別金の信託、預金・貸出業務を行っています。証券会社が支払い停止、破産等に陥った場合、投資信託購入や、証拠金取引で資金を預けた投資家の資金保全のために、信託保全をしています。